Colour brings new perspectives

デンマークのコペンハーゲンで2017年の秋にスタートしたインディペンデントマガジンsindroms。毎号一つの色にフォーカスを当て、色の認識や影響などについて様々な切り口で編集しているモノクロームマガジンだ。

2018年4月にKickstaterで1週間で140万円近くのファンディングを得て、世界的なモノクロームムーブメントを仕掛けようとしている彼女たちにインタビューを行なった

− どうしてsindromsをスタートしようと思ったの?

 インディペンデントの出版シーンがとても好きだったし、多くの素晴らしいインディーズのマガジンが何かを起こして広がっていきそうだったの。私たちのチームはデザイナー、編集者、PRなどという多様なバックグラウンドを持ったメンバーが揃っていたので、マガジンを作って自分たちがやりたいことのすべてを組み合わせて、何かを創造する完璧なチャンスだと思ったのよ。

 同時にインディーズ・マガジンの市場について調べてみると、多くがミニマリズムでゆっくりとしたライフスタイルに焦点を当てていることに気づいたのよ。色が好きな私たちとして、それは何かが欠けているように感じていたわね。

 

− 色にフォーカスを当てたことをもう少し詳しく教えて。

 みんな色から影響を受けているからよ。でも一方で、色にどんなパワーがあるのか、そして周囲を知覚する時にどれだけ影響を受けているのかに気づいていないのよね。だからこそ、sindromsは感情や心の状態を、それらの色によって呼び起こしているの。特定の色があなたの気分や何かを感じることに影響をするのか、とても驚くべきものだと思うの。例えばある場所で心地よく感じるかどうかなどね。恐らくあなたはいつも無意識のうちに、どうして影響があるのか、そしてそれがあなたの性格に合っているかの理由を知らずに、1つの色によって描かれてしまってきていると思うわ。
 sindromsは、様々なデザイナー、アーティスト、シェフなどが自分たちの仕事にどのようにその色の感覚を使用するかを発見して、人々が色の選択についてもっと自覚的になるための招待状とも言えるわね。

 

− やっぱり、北欧のライフスタイルやマインドセットは、マガジンを作るときに影響しているのかな?

 もちろん。逆に私たちが北欧のマインドやライフスタイルの影響を避けるのは困難なことだわ。sindromsはもちろんカラフルだけれど、北欧では必ずしもそれはメジャーではないのよ。イメージできるかもしれないけどナチュラルカラーの白、黒、グレーまたはベージュの色合いがとても優勢よね。

 でも、たとえ私たちのマガジンがとてもカラフルだとしても、sindromsの美学は、北欧の美学の影響を多く受けているわ。そうね、色をベースにとてもコンセプチャルでミニマルな新たな美的スタイルを育もうとしているの。 

− このマガジンで何を伝えていきたい?

 sindromsでは、色彩で日常生活に新しい視点をもたらす世界を作りたいと思っているの。モノクロムのフィルターを使って世界を見ることで、感情のローラーコースターに参加してもらいたいと思ってるわ。

 

− ライフスタイルマガジンKinfolkのチームに関わっていたメンバーもいるよね。

 編集長のMoniqueがKinfolkで働いていたわね。あとファウンダーのMirunaもデザインインターンシップで働いていたけれど、まだSindromsのチーム全体は、現時点でデイタイムの別の仕事もしているの。

 

− 一応sindromsは組織なんだよね?

 sindromsは会社よ。マガジンはその中でも中核プロジェクトになるわ。マガジンの他には、コペンハーゲンでの色を使ったイベントや他者ブランドの創造的な仕事/芸術の方向性など、多彩な活動も行っているのよ。

 

− デイタイムの仕事と自分たちの「私事(Fun Project)」のバランスってどう考えている?

 仕事と生活のバランスねえ。それはとても安っぽく聞こえるけれど、実際には私たちにとっては、とても重要なことよ。sindromsは私たちのサイドギグなので、それは週末や他の自由時間のうち数時間をそのサイドギグに費やすことを意味するの。メンバーが顔を会わせれば、常にsindromsについて話しているわ。だからこそ、sindromsが始まったのは、いつも自分たちの楽しみに集中することがとても重要ね。その間に楽しい活動をプランニングしてね。もちろん、ほとんどの場合、マガジンについて話す時間や方法を考えるけれど、ディナーを忘れてしまうことだけはしなようにしているわね。

 (photo by sindroms)

sindromsのマガジンはこちらからお求めいただけます。

 

 

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