Mette Marie Kjær - The Modern Tea Culture - Vol.1 デンマークのお茶文化

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デンマークのデザインスタジオAll the Way to ParisのPetraと一緒に抹茶を飲みに、よく行っているSing Tehus。コペンハーゲンで美味しいお茶、といえば皆ここを挙げるだろう。改めてオーナーのMetteに話を聞いてみると、異国のお茶というプロダクトを通して、今まで人が忘れていたり、価値と思っていなかったことを結びつけようとしていた。デンマークの茶室は、どこかオープンでとても居心地が良かった。

Mette Marie Kjær - The Modern Tea Culture - Vol.1 デンマークのお茶文化Mette Marie Kjær - The Modern Tea Culture - Vol.2 モダンティーカルチャーの未来

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- Sing Tehusについて教えて。

 Sing Tehusは、日本のお茶文化にインスパイアーされたデンマーク最初のティーハウスよ。 2006年、アーティストとしての仕事で日本のお茶のオーナーと出会った際にSing Tehusが設立されたわ。そこでお茶文化の価値をデンマーク人たちに伝えることに決めたの。だからこのティーハウスは、そのための最高の「媒体」となっているわ。

 

- どうしてお茶文化だったの?

 お茶文化はポジティブなメッセージを広め、より多くの人たちに積極的なエネルギーを与えるとても穏やかで洗練された方法だと思っているからよ。私たちは寛容さにフォーカスを当てる必要があって、その点、お茶文化はとても寛大な文化だと思うわ。

- どうやって日本の八女茶ブランドを見つけてコラボレーションしたの?

 数年前に日本への旅行に行って、そこでお茶畑や生産者に会いに行ったの。すぐに八女の星野製茶園で非常に高いクオリティのお茶を体験したのよ。そしてお互いに信頼しあえる仲になったわ。これはとても重要なポイントよ。今、彼らとは8年の付き合いになっていて、お互いに家族と感じられるようになってからは、子供たちも含めて一緒に星野製茶園を訪ねているの。

- お店の中にはブレンドティーがたくさんあるよね。どうしてブレンドを?

 そうね。ブレンドティーもあるわね。それは自分で作ったオリジナルのレシピなの。でも、日本のお茶はブレンドをしないのよ。3ヶ月に一回、日本から仕入れていて、とても新鮮だし季節を表現しているプロダクトだからね。

 だから、私たちはハーブと紅茶だけでブレンドティーを作るの。ここでデンマークの野生の果実やその土地で育った美味しい野菜、スパイスやベリーを組み合わせたりしているわ。ブレンドしたものは興味深いもので、高品質のプロダクトを使用している時、味や健康上のメリットが分かった時に、ある種の意味性を帯びてくるわね。

 

- ブランドのオリジナリティはどこにある?

 Sing Tehuseは、「モダン・ティーカルチャー」として11年前にデンマークで設立したわ。だからそれまで、哲学やアート、社会の価値についての話など、以前はお茶を通して繋がっていなかった価値をデンマーク人たちに紹介しているのよ。

-デンマーク人のお茶に対するマインドと日本人のそれと、何か違いや共通点はあるかな?

 日本人とデンマーク人の明らかな共通点は、良いスピリット、自然な素材、美学、そして良いお茶の体験に興味関心があることかしら。違いは、理解のしやすいお茶文化が興ってから、日本人はよりその伝統を積み重ねているということよね。デンマーク人たちは、日本のお茶文化の要素をもっと別の方法として扱うので、そのマインドはよりオープンなのよ。

Vol.2に続く

こちらの内容はa quiet day Season8の掲載インタビューを再編集しています。 


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