HÅNDVÆRK BOOKAZINE NO.3 [ home ]
2019年に創刊されたデンマークのクラフトマンたちにフォーカスを当てたインディペン
このマガジンは、30年以上に渡り、クラフトとデザインを中心に仕事をしてきたR
No.3のテーマは「HOME」です。
"HOME "は家という意味の他に、現象として様々な意味や個性を持っています。それは居心地の良さや工芸品や素材、風景を用いて本誌で表現していきます。
今回は、ユネスコの世界遺産に指定されているデンマークの南部のステウンス・クリントを訪れ、Chalk Copenhagenを経営するConny Viesに会いにいきました。Connyは ステウンス・クリントの自然から採取した石灰やチョークを使って、パステルチョークを作り、ペインティングに使っています。
ボーンホルム島では、二組のクラフトデュオと会うことが出来ます。大工のカップルソフィーとフレデリック・ロス・クレメンセン、そしてリック・ガーナーとヨハネ・ヤーンケは、Nexøにある彼らのワークショップ「Gerner Jahncke」でガラスとセラミックを作っています。彼らはモノづくりや特定の素材に関して、家庭的な感覚を共有しています。
テラゾ(人工大理石)を使った製品を作っているRåform社にも同じことが言えます。この会社はいとこのJakob KlepperとSimon Emil Weberによって運営されており、本誌では、彼らが顧客の一人の家に訪問し、バスルームにテラゾーの床を敷いているシーンを見ることが出来ます。。
「The little hands」の物語が示すように、「At home」というのは、特定の出発点を持つことでもあります。ここでは、子供の頃から大人になるまでの学習と創造性に焦点を当てた、遊び心のある愛に満ちた世界へとあなたをいざないます。
スウェーデンの首都ストックホルムのアルキペラゴにも訪れ、「Add a Room(部屋を追加する)」というビジネスにもフォーカスし、この家の中にも潜入しています。家は料理をする場所でもあり、本誌ではピーター・ハウステッド・シルベストのレシピが紹介されています。LyngbyのBlomstervængetにある彼の家での夕食の出発点となるはずだったレシピが、代わりにコロナ危機のために別々に夕食に使われることになってしまいました。けれど、これは単に家とは必ずしも特定の物理的な場所ではなく、家の感覚についてのものであるという事実を強調しているに過ぎないとも言えます。
【size】W215mm × H280mm(160ページ)